Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

150時間近く継続する複合DDoS攻撃 - 最大115Gbpsのトラフィック

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、6月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。6日以上継続する攻撃を観測したという。

同社が提供するサービスやバックボーンを通じて観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめたもの。同月のDDoS攻撃は363件で、前月の312件から増加した。1日あたりに換算すると12.1件となり、前月から2件増加した。攻撃が20件を超えた日が4日間あった。

もっとも規模が大きかった攻撃は、SYNフラッド攻撃やリフレクション攻撃など複数の手法を組み合わせたもので、最大で約1879万ppsのパケットにより約115.1Gbpsのトラフィックが発生した。前月の約404万pps、約27.3Gbpsを大きく上回る。

同攻撃は、6月においてもっとも長く継続した攻撃でもあり、149時間47分にわたって継続したという。

(Security NEXT - 2023/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
重度心身障害者の助成金請求書類を紛失、支給に影響なし - さいたま市
光学メーカーのHOYA、生産供給体制が概ね復旧 - 情報流出の影響を調査
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性
露APT28のマルウェア「GooseEgg」が見つかる - 2019年4月よりゼロデイ攻撃を展開か