Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個情委、電力会社に行政指導 - 資源エネルギー庁も

個情委は、電力関係事業について国民の生活の基盤として不可欠な社会インフラであり、公共性を踏まえると高い水準で安全管理措置の整備が必須であると指摘。

一般送配電事業者、関連小売電気事業者に対し、個人情報保護法における指導の根拠をそれぞれ示しつつ、個人情報保護法やガイドラインに従い、適切な措置を講じて総点検するよう求めた。

対象となる一般送配電事業者は、北海道電力ネットワーク、東北電力ネットワーク、東京電力パワーグリッド、中部電力パワーグリッド、北陸電力送配電、関西電力送配電、中国電力ネットワーク、四国電力送配電、九州電力送配電、沖縄電力(送配電部門)の10社。

一方小売事業者10社は、北海道電力、東北電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力ミライズ、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力(小売部門)。

あわせて資源エネルギー庁に対しても、「再エネ業務管理システム」のアカウント管理に関するルールを整備し、定期的なパスワードの変更が実施されるよう求めた。

保有個人情報へのアクセス状況について、アクセスログを定期的に分析することや、監査を行い、証拠書類の確認などを行なうよう指導している。

(Security NEXT - 2023/07/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加