Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ビデオ会議サービス「Zoom」のクライアントなどに複数の脆弱性

ビデオ会議サービスを展開するZoomは、同社製品に関する12件の脆弱性を明らかにした。脆弱性を解消した最新版を利用するよう呼びかけている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアドバイザリを公表したもの。

脆弱性によって対象となる製品やプラットフォームは異なるが、WindowsやmacOS、Linux、iOS、Android向けのクライアントをはじめ、インストーラ、SDKなどの脆弱性に対処したという。

今回公開された脆弱性において重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。「CVE-2023-28598」「CVE-2023-28603」「CVE-2023-34113」「CVE-2023-34120」「CVE-2023-34122」の5件については、2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。

このほか「中(Medium)」とされる5件、「低(Low)」の2件についてもあわせて公表し、最新のソフトウェアを利用するよう呼びかけた。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-28598
CVE-2023-28599
CVE-2023-28600
CVE-2023-28601
CVE-2023-28602
CVE-2023-28603
CVE-2023-34113
CVE-2023-34114
CVE-2023-34115
CVE-2023-34120
CVE-2023-34121
CVE-2023-34122

(Security NEXT - 2023/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も