Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

情報公開で個人情報含む原本を誤送付 - 神奈川県

神奈川県は、行政文書の公開請求者に対し、複写ではなく誤って原本を送付するミスがあり、個人情報が流出したことを明らかにした。

同県によれば、6月9日に公開決定した行政文書を請求者へ送付したが、誤って複写ではなく原本をそのまま送付してしまったという。

人事委員会が労働基準監督機関として2018年に調査を行った報告書の添付資料で、非公開とすべき産業医2人の氏名や職員3人の氏名と職員番号が記載された部分が、マスキングテープが貼られているだけで閲覧することが可能だった。

6月12日に請求者から同県に連絡があり問題が判明。同日請求者に謝罪して原本を回収のうえ、正しい文書を送付した。また個人情報が漏洩した5人に説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/06/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

顧客取引データ保存されたディスク2枚が所在不明 - 西村証券
サイト侵害で個人情報流出の可能性 - 幼児向け通信教材会社
Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
2025年9月も300件強のDDoS攻撃を観測 - IIJレポート
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的