「Git」にセキュリティアップデート - 複数脆弱性を修正
ソフトウェアの分散型バージョン管理システム「Git」の開発グループは、現地時間4月25日にセキュリティアップデートをリリースした。
今回のセキュリティアップデートでは、「CVE-2023-29007」「CVE-2023-25652」に対応したもの。「CVE-2023-29007」は、特定の環境下において構成ファイルのセクションについて名前を変更したり削除する際に任意の構成を挿入され、コードを実行される可能性がある。
また過去の修正が不十分であり、作業ツリーの外側パスに書き込み行うことが可能となる「CVE-2023-25652」が存在することが判明した。
CVE番号を採番したGitHubでは、「CVE-2023-29007」について共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.0」、重要度を「高(High)」とした。「CVE-2023-25652」については、CVSS基本値を示しておらず、重要度を「中(Moderate)」としている。
開発チームでは、「同2.40.1」「同2.39.3」「同2.38.5」「同2.37.7」「同2.36.6」「同2.35.8」「同2.34.8」「同2.33.8」「同2.32.7」「同2.31.8」「同2.30.9」をリリースし、これら脆弱性を修正した。
(Security NEXT - 2023/05/11 )
ツイート
PR
関連記事
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大

