Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

医療相談員の個人情報を約半年にわたり誤掲載 - 茨城県

茨城県は、肝炎医療コーディネーターに関する個人情報を誤って半年にわたり同県ウェブサイトで公開していたことを明らかにした。

同県によれば、肝炎医療コーディネーターのステップアップ講習会に関する受講結果をウェブサイトに掲載する際、受講者番号のみとすべきところ、誤って個人情報を含む受講者名簿を掲載していた。

問題の名簿には、肝炎医療コーディネーター757人の氏名、医療機関名、医療機関などの所在地と電話番号が含まれる。そのうち362人はメールアドレスも記載されていた。

職員が受講者番号リストを作成してPDF化した際に、受講者名簿も誤ってPDF化していたことに気づかず、2022年10月18日に別の職員がPDFファイルの内容を確認しないまま、ウェブサイト上で公開してしまったという。

2023年4月20日に同県職員から電話で指摘があり、同日20時に削除した。対象者に対してメールや書面を通じて謝罪を行なっている。

(Security NEXT - 2023/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ