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Ciscoのネットワーク設計プラットフォームに認証回避の脆弱性

ネットワークモデルの設計やシミュレーション、テストなどを実施できるプラットフォーム「Cisco Modeling Lab」において、認証のバイパスが可能となる脆弱性が明らかとなった。

「同Enterprise」や「同for Education」の外部向け認証機能に脆弱性「CVE-2023-20154」が明らかとなったもの。「同Personal」「同Personal Plus」は影響を受けない。

LDAP認証を設定しており、関連する外部認証サーバに有効なユーザー資格情報を有する場合に悪用が可能で、リモートより認証をバイパスして管理者権限でウェブ管理ページへアクセスされるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。顧客向けサポートの過程で発見したもので、脆弱性の悪用や公開などは確認されていない。

同社では脆弱性を修正した「同2.5.1」をリリース。脆弱性の影響を受ける「同2.3」以降の利用者に対してアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/04/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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