Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サンドボックス「vm2」に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース

サンドボックス環境を提供するNode.jsライブラリ「vm2」に深刻な脆弱性が明らかとなった。実証コードも公開されている。

非同期のエラー処理に問題があり、サウンドボックスを回避してリモートよりホスト上でコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2023-29017」が明らかとなったもの。韓国科学技術院(KAIST)の研究者が発見、報告した。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価、重要度を「クリティカル(Critical)」とした。実証コード(PoC)も公開されている。

開発者は、脆弱性に対処した「同3.9.15」をリリース。脆弱性の回避策などはなく、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
認可保育所に無関係の副食費免除対象者情報を誤送信 - 青梅市
市内小学校で児童指導要録抄本が所在不明に - 川崎市
被災労働者の個人情報含むファイルをメール誤送信 - 労働基準監督署
ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正