Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Spring Framework」に複数の脆弱性 - 重要度「Critical」も

「Spring Framework」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

「CVE-2023-20860」は、Spring Securityの設定において二重アスタリスクのパターンを用いていると、「Spring Security」と「Spring MVC」の間でパターン照合時にミスマッチが生じ、セキュリティ機能をバイパスされるおそれがある脆弱性。

またユーザーが細工した「SpEL式」を用いた場合にサービス拒否を引き起こす「CVE-2023-20861」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアは、「CVE-2023-20860」が「9.1」、「CVE-2023-20861」が「5.3」と評価されている。重要度はそれぞれ「クリティカル(Critical)」「中(Medium)」。

開発チームでは、脆弱性に対処したアップデートとなる「同6.0.7」「同5.3.26」をリリース。「CVE-2023-20861」に関しては「同5.2.x.RELEASE」にも影響があるとし、「同5.2.23.RELEASE」を提供している。

(Security NEXT - 2023/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ