「Apache Portable Runtime」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Apache HTTP Server」のサポートライブラリである「Apache Portable Runtime(APR)」および「同Utility」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。
「同1.7.0」において整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2022-24963」の脆弱性が明らかとなったほか、Windows版では整数オーバーフローにより域外メモリへ書き込みが可能となる「CVE-2022-28331」が判明した。
さらに「Apache Portable Runtime Utility」についても整数オーバーフローの脆弱性「CVE-2022-25147」が存在。「同1.6.1」および以前のバージョンが影響を受けるという。開発チームでは、重要度をいずれも上から3番目にあたる「中(Moderate)」とレーティングしている。
一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを3件ともに「9.8」と評価。重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」としている。
開発チームでは、脆弱性の修正を含む「APR 1.7.2」「APR-util 1.6.3」を現地時間2月1日にリリースした。
(Security NEXT - 2023/02/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
非常勤医師が自宅でサポート詐欺被害、内部に患者情報 - 和歌山の病院
メール誤送信で商談会出展事業者のメアド流出 - 大阪府
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
