Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

委託先にサイバー攻撃、顧客などへ脅迫メール届く - 北関東マツダ

北関東マツダは、委託先のサーバにサイバー攻撃があり、サーバに保存されていた個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。関係者に対して不審なメールが届いたという。

同社によれば、個人情報の管理などを委託している委託先のサーバが攻撃を受け、個人情報が流出した可能性があることが判明したもの。1月14日19時ごろ、同社従業員のメールアドレスに不審なメールが配信されたことから問題が発覚した。

サーバには、メーリングリストの会員登録情報、同社中古車情報サイトへの問い合わせ、車検予約システムやイベントなどの登録データ、SNSにおける従業員採用アカウントに対する登録データなどが保存されていた。

少なくとものべ約5万件の個人情報が保管されており、これら情報が流出した可能性があるという。情報によって対象となる項目は異なるが、氏名やメールアドレスのほか、関連店舗や電話番号、SNSのユーザーネーム、年齢、職業などが含まれる。

調査を行ったところ、1月14日から15日にかけて、一部の顧客や関係者宛てに同社ウェブサイトを侵害したとのメールが送信されていた。メールや誘導先のサイトは、ほぼ同じ内容が日本語で記載されており、「個人情報を取得保護した」などと説明。公表を避けるためには、同社の管理者が金銭を払う必要があるなどと書かれていた。

(Security NEXT - 2023/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県