Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コラボレーションツール「Cisco Unified CM」に脆弱性

音声通話をはじめとするコラボレーション機能を提供するCisco Systemsの「Cisco Unified Communications Manager」に脆弱性が明らかとなった。権限の昇格やデータベースが漏洩するおそれがあるという。

「Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)」「Cisco Unified Communications Manager Session Management Edition(Unified CM SME)のウェブベースの管理インタフェースにSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2023-20010」が明らかとなったもの。

ユーザーからの入力を適切に検証しておらず、認証済みのユーザーより細工されたSQLクエリを送信されると、データベースのデータが漏洩したり、権限の昇格が生じるおそれがある。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.1」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」としている。

同社では、脆弱性を修正した「同12.5(1)SU7」をリリース。また2023年3月に「同14SU3」をリリースする予定。

(Security NEXT - 2023/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県