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コラボレーションツール「Cisco Unified CM」に脆弱性

音声通話をはじめとするコラボレーション機能を提供するCisco Systemsの「Cisco Unified Communications Manager」に脆弱性が明らかとなった。権限の昇格やデータベースが漏洩するおそれがあるという。

「Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)」「Cisco Unified Communications Manager Session Management Edition(Unified CM SME)のウェブベースの管理インタフェースにSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2023-20010」が明らかとなったもの。

ユーザーからの入力を適切に検証しておらず、認証済みのユーザーより細工されたSQLクエリを送信されると、データベースのデータが漏洩したり、権限の昇格が生じるおそれがある。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.1」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」としている。

同社では、脆弱性を修正した「同12.5(1)SU7」をリリース。また2023年3月に「同14SU3」をリリースする予定。

(Security NEXT - 2023/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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