Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オープンソースの仮想スイッチ「Open vSwitch」に複数脆弱性

オープンソースのマルチレイヤー対応仮想スイッチソフトウェア「Open vSwitch」に2件の脆弱性が明らかとなった。

域外メモリを読み込むおそれがある「CVE-2022-4337」や、インテグラアンダーフローの脆弱性「CVE-2022-4338」が明らかとなったもの。細工されたLLDPパケットを処理するとサービス拒否やデータアンダーフローが生じるおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはいずれも「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームでは、2022年12月20日に脆弱性に対処した「同3.0.3」「同2.17.5」「同2.16.6」「同2.15.7」「同2.14.8」「同2.13.10」をリリースしており、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/01/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加