Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Synology製ルータのOSやVPNサーバに深刻な脆弱性

Synology製ルータのOSやアドオンパッケージのVPN機能に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同社製ルータにおいて、ローカルネットワークとのVPN機能を追加するアドオンパッケージ「VPN Plus Server」において、脆弱性「CVE-2022-43931」が判明したもの。

同社PSIRTが発見したもので、脆弱性を悪用することで域外メモリへ書き込みが可能となり、リモートよりコマンドを実行されるおそれがある。

同社では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアを最高値である「10.0」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「Synology Router Manager(SRM) 1.3」および「同1.2」向けに、それぞれアップデートとなる「VPN Plus Server 1.4.4-0635」「同1.4.3-0534」を用意。同バージョン以降を利用するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開