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「Trend Micro Apex One」に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正

「Trend Micro Apex One」に複数の脆弱性が明らかとなった。11月にリリースされたアップデートにて修正済みだという。

同製品のダメージクリーンアップ機能に権限昇格の脆弱性「CVE-2022-45798」「CVE-2022-45797」が明らかとなったもの。

「CVE-2022-45798」は、不正なシンボリックリンクを削除することで権限の昇格が可能となる脆弱性。また「CVE-2022-45797」では、より高い権限でファイルの削除が可能となる。

いずれも端末上においてコードを実行する権限が必要としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアをそれぞれ「7.8」「7.5」と評価。重要度を「高(High)」とレーティングしている。

同社では、現地時間11月24日にリリースした「同Critical Patchビルド11136」にて脆弱性へ対処。SaaS版である「Trend Micro Apex One SaaS」についても11月のメインテナンスにて修正済みだという。

(Security NEXT - 2022/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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