MS、2022年最後の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
マイクロソフトは、2022年最後となる月例セキュリティ更新プログラムを公開した。「クリティカル(Critical)」とされる7件を含む49件の脆弱性に対処した。一部脆弱性は悪用が確認されている。
今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Azure」「.NET Framework」「Microsoft Windows Codecs Library」「Microsoft Graphics コンポーネント」「Microsoft Bluetoothドライバ」など幅広い脆弱性へ対処している。
CVEベースで49件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は7件。のこる42件については、次に高い「重要(Important)」とレーティングされている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、41件については「7.0」以上とレーティングされている。「9.0」以上と評価された脆弱性はなかった。
脆弱性によって影響は異なるが、23件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがある。また17件については権限昇格が可能としており、情報漏洩、サービス拒否それぞれ3件のほか、セキュリティ機能のバイパスやなりすましの脆弱性などへも対処している。
(Security NEXT - 2022/12/14 )
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