Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「Firefox 106」がリリース - 脆弱性6件を解消

Firefoxの開発チームは、ブラウザの最新版「Firefox 106」をリリースし、複数の脆弱性を解消した。

今回のアップデートでは、PDFの編集機能を追加するなど機能を強化したほか、6件の脆弱性に対処した。4段階ある重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は2件。JavaScriptエンジンにおいてメモリ破壊が生じる「CVE-2022-42928」や、同一オリジンポリシー違反により、クロスオリジンURLが流出するおそれがある「CVE-2022-42927」を修正した。

そのほか、「中(Moderate)」とされる脆弱性4件、「低(Low)」とされる脆弱性1件を修正した。また延長サポート版である「Firefox ESR 102.4」をあわせて提供している。

「同106」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-42927
CVE-2022-42928
CVE-2022-42929
CVE-2022-42930
CVE-2022-42931
CVE-2022-42932

(Security NEXT - 2022/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満