Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

機密情報管理の「HashiCorp Vault」に脆弱性 - アップデートを

パスワードやトークンなど機密情報の管理機能を提供する「HashiCorp Vault」「同Enterprise」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同一エンティティ内で同じエイリアス名を持つ認証メソッドを作成すると、キーが上書きされるおそれがある脆弱性「CVE-2022-40186」が明らかとなったもの。

エンティティエイリアスを自動生成機能を用いて生成している場合は影響を受けない。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社では「同1.11.3」「同1.10.6」「同1.9.9」にて脆弱性を修正。アップデートを検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性