Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トヨタ子会社のバッテリーメーカーでサイトの改ざん被害

トヨタ自動車の子会社で電動車向けバッテリーの製造などを手がけるプライムアースEVエナジーは、ウェブサイトが不正アクセスを受け、一時改ざんされる被害に遭った。

同社によれば、9月7日16時ごろに不正アクセスを受け、サイト内の1ページが改ざんされたもの。同日16時20分ごろにウェブサイトを閲覧した関係先より通報があり、被害が判明した。

検索サイト経由で問題のページにアクセスすると、無関係のページへリダイレクトするよう改ざんされていたという。

同社は同日18時ごろにサイトを停止。調査を行ったところ、パスワードを解読され、サーバに侵入を受けていたことが判明した。

改ざんの発生より早い段階で閲覧制限を行ったことから、閲覧者は少なく、被害の報告なども寄せられていないという。不正アクセスにともなう顧客の情報流出なども確認されていないとしている。

同社ではサイトを修復し、同月9日17時にサイトを再開した。今後は親会社であるトヨタ自動車と連携し、セキュリティの強化を図るとしている。

(Security NEXT - 2022/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
市公開ファイル内に個人情報、コピペ操作で参照可能 - 日置市
受験者情報が長期間ネット公開、通常と異なる作業フローで - TAC
委託先で不正アクセス、個人情報流出の痕跡は確認されず - NECネクサ
郵便物を一時紛失、拾得物として回収 - 名古屋の郵便局