Mac版Zoomのセキュリティ修正に不備 - 再度アップデート
オンライン会議サービスを提供するZoomは、macOS向けにセキュリティアップデートをリリースした。4日前に公開したパッチに不具合が見つかり、再度リリースしたという。
macOS向けに提供する「Zoom Client for Meetings」の自動更新機能における権限昇格の脆弱性「CVE-2022-28757」を修正したもの。
同社では現地時間8月13日に「同5.11.5」をリリースし、「CVE-2022-28756」を修正したばかりだが、修正部分をバイパスできることが判明したことから対処したという。
「同5.7.3」以降に影響があり、脆弱性を悪用することでroot権限の取得が可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」と評価、重要度を「高(High)」とレーティングしている
同社は脆弱性を修正した「同5.11.6」を8月17日に公開し、利用者に最新版を利用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/08/19 )
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