顧客情報紛失、閉店作業忙しく管理なおざりに - 化粧品販売店
化粧品を取り扱うたしろ薬品は、閉店した店舗で扱った一部顧客情報を保存したUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。
同社によれば、所在がわからなくなっているのは、THE COSMETIC TERRACE BlueStripeルミネ横浜店の一部顧客に関する個人情報が保存されたUSBメモリ。7月20日に顧客から購入履歴の問い合わせがあり、対応の過程で紛失していることが判明した。
保存されていたのは、2011年1月27日から2022年7月10日までに同店舗でカネボウ化粧品の商品を購入し、メーカー顧客システムに登録した顧客情報1万1147件で、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、メールアドレス、購入履歴が含まれる。1762件については氏名のみとしている。
同店舗は7月10日に閉店。撤去作業を進めるなか、同月12日にカネボウ化粧品の担当者が、データ移行のために顧客データを保存したUSBメモリを同店店長に渡したが、その後の所在がわからないという。他化粧品メーカーやブランドの顧客情報は含まれていない。
警察や交通機関へ届けたが見つからず、同社では7月28日に個人情報保護委員会へ報告。カネボウ化粧品担当者立ち会いのもと、バックアップデータを復旧。8月15日より対象となる顧客に書面を通じて経緯の説明を行っている。
(Security NEXT - 2022/08/19 )
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