Interop Tokyoが幕張メッセで開幕 - 「Best of Show Award」が発表
「SmartNIC」による恩恵は、現状ファイアウォールに限られるが、金融分野など低レイテンシーのファイアウォールを必要とする特定分野からは歓迎される技術と言えよう。脅威対策の面における性能の向上が今後期待される。
準グランプリは2製品が受賞。ヴイエムウェアの「VMware NSX Advanced Threat Prevention」は、買収したLastlineの技術を仮想環境へ応用した脅威対策製品。想像どおりの機能で驚きこそないものの、バランス良く必要な機能を実装している。ソフトウェアであり、半導体不足の影響も受けず、スイッチ単位でサブスクリプションにより導入できるという側面もある。
もう1つの受賞製品は、A10ネットワークスの「Thunder 7655SおよびA10 Secure CGNソリューション」。グローバルより収集したDDoS攻撃の独自インテリジェンスを活用し、NATプールアドレスを保護する技術を提供している。1500万件以上ある脅威情報から7万件ほどにデータを絞り込むことで、過検知など生じないよう工夫したという。
さらに審査員特別賞には、フォーティネットジャパンの「FortiGate 3700F」「FortiDeceptor 1000G」、ソリトンシステムズの「NetAttest EPS(Version 5)」、PIPELINEの「DatalaiQ」の4製品が輝いている。
これら製品も含め、ぜひリアル会場であらたな技術や製品、サービスに触れてみてほしい。またセキュリティ分野以外の受賞製品についても同イベントウェブページより参照できる。
(Security NEXT - 2022/06/15 )
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