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会議室用ウェブカメラに脆弱性、詳細も公開 - 米政府は悪用脆弱性リストに追加

modzeroでは、ドイツのCERT-Bundに対して2月以降に連絡を入れており、5月23日に今後公開すると予告した上で6月3日にレポートを公開。同レポートは約40ページに及び、デバイスやインフラの挙動など詳細を記している。

脆弱性の詳細が公表されており、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、6月8日に米連邦政府や行政機関に対して強制力を持ち、対応を求める「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に「CVE-2022-31460」を追加。6月22日までに対応するよう求めた。

国内販売元のソースネクストによれば、同社では7日に脆弱性を把握。Owl Labに連絡を取り、脆弱性やアップデートの詳細、ユーザーへの案内方針など調整を進めていたという。6月13日にはウェブサイトの情報を更新し、利用者へ案内する方向で準備を進めている。

最新版となる「同5.4.1.4」における脆弱性の対応状況については、「CVE-2022-31460」以外の4件は未修正のままで、Owl Labsが数週間以内に追加のアップデートをリリースするとの連絡を受けているとしている。

「CVE-2022-31460」以外の脆弱性4件については、「同5.4.1.4」に更新することで、不正なネットワークアクセスによるリスクが抑えられ、軽微な脆弱性になるとOwl Labsより見解が示されていると説明。製品の利用者に対しては、最新のアップデータを適用した上で利用するよう呼びかけていく。

(Security NEXT - 2022/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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