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トレンド製「スマートホームスキャナー」のインストーラに脆弱性 - 最新版の利用を

トレンドマイクロがWindows向けに提供する「スマートホームスキャナー」のインストーラに脆弱性が明らかとなった。

「スマートホームスキャナー(旧オンラインスキャン for Home Network)」は、ホームネットワークに接続された機器を可視化し、各機器やWi-Fiルータなどに脆弱性や脆弱なパスワードの使用、ポートの開放などリスクがないか診断するソフトウェア。

Windows向けに提供されている同製品のインストーラに、同一ディレクトリ内にあるライブラリファイルを読み込み、コードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-28339」が含まれていることが判明した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.3」と評価されている。インストール済みの製品は同脆弱性の影響を受けない。

同社では脆弱性を修正するとともに、利用者へ周知するためJPCERTコーディネーションセンターへ報告した。同社やJVNでは、利用する際に最新版のインストーラをダウンロードするよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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