Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ハンモックのIT資産管理製品に脆弱性 - 修正プログラムが公開

ハンモックが提供するIT資産管理製品「AssetView」の管理サーバに脆弱性が明らかとなった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、アプリケーションサーバの一部重要機能において認証が欠如している脆弱性「CVE-2022-28719」が明らかとなったもの。「同13.2.0」より以前のバージョンが影響を受ける。

同サーバは、管理下にあるクライアント端末に対し、クライアント端末上のソフトウェアを更新するよう指示できる機能を備えているが、同脆弱性により第三者が同機能を悪用でき、クライアント上で管理者権限により任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.0」と評価されている。

同脆弱性は、GMOサイバーセキュリティbyイエラエのデニスファウストヴ氏、ルスランサイフィエフ氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

「AssetView 11.0.0」以降向けに脆弱性を修正する「AssetView サーバー通信モジュール Hotfix」が提供されており、アップデートが呼びかけられている。また「AssetView CLOUD」に関しては、同脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2022/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因