WordPressのデザインを制御する人気プラグインに深刻な脆弱性
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けプラグイン「Elementor Website Builder」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
同プラグインは、Elementorが提供する「WordPress」のデザインを制御できるソフトウェア。無料版と有料版が存在し、WordPress.orgにおける有効なインストール数は500万件以上と広く利用されている。
同プラグインにおいて、ログイン可能なユーザーであれば管理画面における任意の機能を利用できる脆弱性「CVE-2022-1329」が明らかとなったもの。リモートより悪意あるファイルをアップロードされ、任意のコードを実行されるおそれがある。
3月に同脆弱性を報告したDefiantのWordfence脅威インテリジェンスチームによると、「同3.6.0」で導入されたモジュールに生じた脆弱性で、「同3.6.0」より前のバージョンについては影響を受けないとしている。
ユーザー権限が閲覧のみとされる「購読者」でも脆弱性の悪用が可能で、同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」と評価している。
現地時間4月12日に脆弱性が修正された「同3.6.3」がElementorよりリリースされた。現在は最新版として「同3.6.4」が提供されている。
(Security NEXT - 2022/04/19 )
ツイート
PR
関連記事
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
