「Chrome」や「Microsoft Edge」にセキュリティ更新 - ゼロデイ脆弱性に対応
Googleは、Windows、macOS、Linux向けにブラウザのセキュリティアップデート「Chrome 100.0.4896.127」をリリースした。
同アップデートは、セキュリテイに関する2件の修正を実施したもの。同社の脅威分析グループより4月13日に報告があった脆弱性「CVE-2022-1364」に対処している。
「CVE-2022-1364」は、搭載するJavaScriptエンジン「V8」に明らかとなった「型の取り違え」が生じる脆弱性で、すでに悪用コードが出回っていることを確認しているという。
「Chromium」が更新されたことを受けて、マイクロソフトでは「Microsoft Edge 100.0.1185.44」をリリースし、「CVE-2022-1364」に対応した。
また同社では独自の修正として権限の昇格が生じる「CVE-2022-29144」に対処した。重要度は上から2番目にあたる「重要(Important)」で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.3」とレーティングされている。
(Security NEXT - 2022/04/16 )
ツイート
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み