Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Spring Cloud Function」に脆弱性、アップデートが公開

サーバレスの実行環境を提供する「Spring Cloud Function」においてローカルリソースへアクセスが可能となる脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同3.2.2」「同3.1.6」および以前のバージョンにおいて、ルーティング機能を利用する際に、細工した「SpEL(Spring Expression Language)」が実行可能となる脆弱性「CVE-2022-22963」が明らかとなったもの。

脆弱性を悪用されると、ローカル環境にあるリソースへアクセスされるおそれがある。同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.4」、脆弱性の重要度を「中(Medium)」とレーティングしている。

同社は脆弱性を修正した「同3.2.3」「同3.1.7」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を