Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、2月の月例パッチを公開 - 脆弱性71件に対処

マイクロソフトは、2月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、71件の脆弱性に対応した。いずれも悪用は確認されていないが、一部公開済みだという。

今回のアップデートでは、「Windows」をはじめ、「Office」「Azure」「Microsoft Defender」「Microsoft Exchange Server」「.NET」「Visual Studio」などに明らかとなった脆弱性に対処した。

対応した脆弱性はCVEベースで71件。最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は3件だった。のこる68件については、2番目に高い「重要(Important)」とレーティングされている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、50件が「7.0」以上と評価されているが、「9.0」以上とされる脆弱性は含まれていない。

脆弱性によって影響は異なるが、29件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがある。さらに権限昇格の脆弱性25件、情報漏洩の脆弱性6件のほか、サービス拒否の脆弱性4件、なりすましやセキュリティ機能のバイパスなどそれぞれ3件、メモリ破損1件に対処している。

(Security NEXT - 2022/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消