Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィルタリング製品「i-FILTER」に脆弱性 - 更新して設定変更を

デジタルアーツのウェブフィルタリング製品「i-FILTER」において失効された証明書の検証に不備が明らかとなった。最新版へ更新し、設定を行う必要がある。

失効した証明書を正しくチェックしない脆弱性「CVE-2022-21170」が明らかとなったもの。中間者攻撃(MITM)が行われるおそれがある。

「同10.45R01」「同9.50R10」および以前のバージョンのほか、「i-FILTER ブラウザー&クラウド MultiAgent for Windows」や「D-SPA」なども脆弱性の影響を受けるという。

同社では脆弱性の周知にあたり、情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社はアップデートをリリースしており、更新後に管理画面より証明書の失効状態を確認する設定へと変更するよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2022/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開