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フィルタリング製品「i-FILTER」に脆弱性 - 更新して設定変更を

デジタルアーツのウェブフィルタリング製品「i-FILTER」において失効された証明書の検証に不備が明らかとなった。最新版へ更新し、設定を行う必要がある。

失効した証明書を正しくチェックしない脆弱性「CVE-2022-21170」が明らかとなったもの。中間者攻撃(MITM)が行われるおそれがある。

「同10.45R01」「同9.50R10」および以前のバージョンのほか、「i-FILTER ブラウザー&クラウド MultiAgent for Windows」や「D-SPA」なども脆弱性の影響を受けるという。

同社では脆弱性の周知にあたり、情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社はアップデートをリリースしており、更新後に管理画面より証明書の失効状態を確認する設定へと変更するよう注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2022/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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