キヤノン製レーザープリンタや複合機にXSS脆弱性
キヤノンのレーザープリンタやスモールオフィス向け複合機に脆弱性が明らかとなった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、複数製品にクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2021-20877」が明らかとなったもの。
同脆弱性は、ウェブブラウザよりネットワーク経由でプリンタの管理が行える「リモートUI」機能に存在。悪用された場合、設定画面にアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「4.8」とレーティングされている。対象となる製品は15製品で、国内と海外で製品名やバージョンが異なるケースがあるため注意が必要。
今回明らかとなった脆弱性は、イエラエセキュリティの村島正浩氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
ファームウェアのアップデートが提供されており、対象となる製品を確認した上で最新版へ更新するよう呼びかけられている。
(Security NEXT - 2022/01/20 )
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