「VMware ESXi」などのCD-ROMエミュレーション機能に脆弱性
VMwareは、「VMware ESXi」「VMware Workstation」「VMware Fusion」「VMware Cloud Foundation」に脆弱性が判明したことを明らかにした。アップデートの提供を順次開始している。
同社によると、外部より非公開で報告があり、これら製品における「CD-ROMデバイス」のエミュレーション機能にヒープオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-22045」が判明したもの。
同機能を経由して仮想マシンにアクセスが可能な攻撃者は、ほかの問題と組み合わせて脆弱性を悪用することで、ハイパーバイザーにてコードを実行することが可能だという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」によるベーススコアは「7.7」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。
同社では、「VMware ESXi」「VMware Workstation」「VMware Fusion」向けにアップデートをリリースするとともに、緩和策をアナウンスした。ただし、「VMware ESXi 7.0」「VMware Cloud Foundation」についてはアップデートのリリースが保留となっており、注意が必要となる。
(Security NEXT - 2022/01/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消