今度は「朝日生命」、生保契約者狙うフィッシングに注意
「朝日生命」を装ったフィッシング攻撃が確認されているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。11月以降、生命保険会社のブランドを悪用したフィッシング攻撃が目立っている。
フィッシングメールでは、セキュリティシステムを更新したなどと説明。登録事項を再確認する必要があるなどとだまし、偽サイトへアクセスを促していた。
誘導先のフィッシングサイトは「朝日生命」の顧客向けサイト「あさひマイページ」を偽装。ログインに必要となる情報のほか、生年月日、暗証番号、口座情報などをだまし取ろうとしていた。
12月20日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃が発生するおそれがあるとして注意を呼びかけている。
同協議会では、「朝日生命」以外にも11月に「明治安田生命」、12月に入ってから「住友生命」「アフラック」に関するフィッシング攻撃の報告が寄せられているとして注意喚起を行っている。さらに攻撃対象のブランドを拡大するおそれがあり、これらブランド以外の生命保険会社を利用している場合も、警戒が必要となる。
(Security NEXT - 2021/12/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ