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Chrome最新版、22件のセキュリティ修正を実施

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにブラウザの最新版「Chrome 96.0.4664.93」をリリースした。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する22件の修正を実施。CVEベースであわせて18件の脆弱性を対処したことを明らかにしている。

重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。18件のうち17件については、2番目に高い「高(High)」、のこる1件については重要度を「低(Low)」とした。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-4052」「CVE-2021-4053」をはじめ、域外メモリへの書き込み、型の取り違え、バッファオーバーフローなどを解消している。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-4052
CVE-2021-4053
CVE-2021-4054
CVE-2021-4055
CVE-2021-4056
CVE-2021-4057
CVE-2021-4058
CVE-2021-4059
CVE-2021-4061
CVE-2021-4062
CVE-2021-4063
CVE-2021-4064
CVE-2021-4065
CVE-2021-4066
CVE-2021-4067
CVE-2021-4068
CVE-2021-4078
CVE-2021-4079

(Security NEXT - 2021/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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