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「Azure AD」に脆弱性 - 更新適用済みだが、利用者側で修正が必要となる場合も

「Azure AD」では、2021年10月31日以降、プライベート鍵データの読み取りをブロックする対処を実施済みだが、利用者側でアプリケーションキーの資格情報をローテーションする必要があるか評価するためのガイダンスを公開した。

「Azure Automation」「Azure Migrate」「Azure Site Recovery」についても、平文のプライベート鍵データが「Azure ADアプリケーションにアップロードされないよう10月半ばから11月初旬にかけて更新プログラムを適用済みだとしているが、以前より利用していた場合は影響を受けるおそれがあり、対策が必要となる場合もある。

「Azure Automation」では、更新以前の1年間に自己署名証明書を用いて作成された実行アカウントに影響。独自の証明書を利用している場合も影響を受ける可能性があると説明。「Azure Migrate」「Azure Site Recovery」についても同日以前に登録されたアプライアンスには注意が必要となる。

同社では、影響を受けるアプリケーションを特定、修正するためのガイダンスを案内しており、利用者に対応を求めている。

(Security NEXT - 2021/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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