Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、旧端末向けにゼロデイ脆弱性を修正した「iOS 12.5.5」を公開

Appleは、同社スマートデバイス向けにセキュリティアップデート「iOS 12.5.5」をリリースした。複数のゼロデイ脆弱性を解消している。

同社では現地時間9月13日に「iOS 14.8」「iPadOS 14.8」を公開しているが、同バージョンへ更新できない「iPhone 5s」や「iPad Air」など旧端末向けにアップデートを用意したもの。

「iOS 14.8」で修正された「CoreGraphics」の脆弱性「CVE-2021-30860」や、「WebKit」に関する脆弱性「CVE-2021-30858」に対処した。いずれの脆弱性もすでに悪用された可能性がある。

さらに「XNU」の脆弱性「CVE-2021-30869」を修正した。悪意あるアプリより悪用されるとカーネルの権限でコードを実行されるおそれがあるもので、すでにエクスプロイトが出回っているという。

(Security NEXT - 2021/09/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加