D-Link製のルータ「DSL-2750U」に複数の脆弱性
D-Link製のルータ「DSL-2750U」に複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。ファームウェアのアップデートが提供されている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品に2件の脆弱性「CVE-2021-3707」「CVE-2021-3708」が明らかとなったもの。
「CVE-2021-3707」は、ローカルネットワークにおいて認証を回避し、設定の変更が可能となる脆弱性。また「OSコマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2021-3708」が存在し、任意のOSコマンドを実行されるおそれがあるという。
「CVE-2021-3707」は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において、ベーススコアが「8.8」と評価されている。
Mohammed Hadi氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターが調整を実施。脆弱性を修正したファームウェア「vME1.22」が7月26日にリリースされた。
報告者より実証コード(PoC)も公開されており、同製品の利用者に対してアップデートの実施が呼びかけられている。
(Security NEXT - 2021/08/16 )
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