Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Workspace ONE Access」「vIDM」に脆弱性 - アップデートがリリース

VMwareが提供する「VMware Workspace ONE Access」や旧製品の「VMware Identity Manager(vIDM)」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

両製品に、2件の脆弱性「CVE-2021-22002」「CVE-2021-22003」が明らかとなったもの。スイート製品である「VMware Cloud Foundation」「vRealize Suite Lifecycle Manager」なども影響を受ける。

「CVE-2021-22002」は、本来8443番ポート経由でアクセスするウェブコンソールの設定ページに、ホストヘッダを改ざんすることで443番ポート経由でアクセスが可能となる脆弱性。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「8.6」で、同社は「重要(Important)」とレーティングしている。「vIDM」が実装されている「VMware vRealize Automation 7.6」についても同脆弱性の影響を受ける。

また意図せず7443番ポートにログインインターフェイスを表示する脆弱性「CVE-2021-22003」が明らかとなった。「CVSSv3.0基本値」は「3.7」と評価している。

同社は、脆弱性を修正するアップデートをリリースするとともに、一部回避策をアナウンスした。「VMware vRealize Automation 7.6」に関しては、パッチの提供を計画中としており、注意が必要となる。

(Security NEXT - 2021/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起