Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 92」で35件のセキュリティ修正

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けに最新ブラウザ「Chrome 92.0.4515.107」をリリースした。

「Chrome 92」では、ピクチャーインピクチャーに関する機能強化や、サイト分離機能の拡張など機能の強化にくわえ、セキュリティに関する35件の修正を実施した。CVEベースで24件の脆弱性に対応したことを明らかにしている。

重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、次に高い「高(High)」が9件。「中(Medium)」が13件、「低(Low)」2件についても修正した。

同社は、今回のアップデートを数日から数週間をかけて展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-30565
CVE-2021-30566
CVE-2021-30567
CVE-2021-30568
CVE-2021-30569
CVE-2021-30571
CVE-2021-30572
CVE-2021-30573
CVE-2021-30574
CVE-2021-30575
CVE-2021-30576
CVE-2021-30577
CVE-2021-30578
CVE-2021-30579
CVE-2021-30580
CVE-2021-30581
CVE-2021-30582
CVE-2021-30583
CVE-2021-30584
CVE-2021-30585
CVE-2021-30586
CVE-2021-30587
CVE-2021-30588
CVE-2021-30589

(Security NEXT - 2021/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介
一部Window端末が正常に起動できず - CrowdStrikeが不具合認める