Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「イオンカード」装うフィッシング攻撃に注意

イオンクレジットサービスが発行するクレジットカード「イオンカード」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が報告されている。クレジットカード情報にくわえ、ポイント交換やオンライン決済など、関連サービスでも利用する「イオンスクエアメンバー」のIDやパスワードなども詐取されるおそれがあり、注意が必要だ。

注意喚起を行ったフィッシング対策協議会によれば、本人の利用であるか確認したい取り引きがあるなどとメールで説明、偽サイトへ誘導して個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が確認されたもの。メールには、クレジットカードの利用を一部制限しているなどとも記載し、メール受信者の不安を煽っていた。

誘導先のフィッシングサイトでは、ポイント交換サービスやイオン銀行の残高照会なども行える「暮らしのマネーサイト」や、オンライン決済システム「イオンレジ総合決済サービス」などでも利用する「イオンスクエアメンバー」のIDやパスワードを詐取。

さらに遷移したページでは、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコード、生年月日、電話番号、暗証番号、口座番号の一部など入力させようとしていた。

5月24日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セゾンカード装うフィッシング - アカウントに問題と誘導
狙われるネットバンク利用者 - 銀行装うメールやSMSに警戒を
自組織サイト内に詐欺ページが設置されていないか確認を - 警察庁が注意喚起
大和ネクスト銀を装うフィッシング - 「利用規約に基づく依頼」とだます
「Apple」装うスミッシング攻撃 - アカウント情報やクレカ情報を詐取
「auじぶん銀行」のフィッシング攻撃 - 取引確認などを偽装
コード決済サービス「FamiPay」装うフィッシングに注意
アコム装うフィッシング、「登録時の個人情報が誤っている」と誘導
「NTTグループカード」のフィッシング攻撃 - サービス終了に便乗
身に覚えのない注文確認で不安を煽る「Uber Eats」のフィッシング