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「Okta Access Gateway」にコマンドインジェクションの脆弱性

オンプレミスアプリケーションをクラウドのアクセス管理製品へ接続するOkta製アクセスゲートウェイ「Okta Access Gateway」にコマンドインジェクションの脆弱性が含まれていることがわかった

脆弱性を悪用するには、同製品のユーザーインタフェースにおける管理者権限が必要となるが、コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2021-28113」が存在し、システムにおいてOSコマンドを実行されるおそれがある。

Oktaによる共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「6.7」。重要度は上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングされている。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では可用性への影響を高く評価しており、ベーススコアは「7.2」、重要度は1段階高い「高(High)」となっている。

今回明らかとなった脆弱性は「同2020.9.3」で修正されており、同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2021/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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