「baserCMS」にOSコマンドインジェクションなど3件の脆弱性
オープンソースのコンテンツマネジメントシステム(CMS)である「baserCMS」に、複数の脆弱性が明らかになった。最新版へのアップデートを呼びかけている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、3件の脆弱性が明らかとなったもの。「CVE-2021-20682」は、OSコマンドインジェクションの脆弱性。同製品の管理者権限があり、悪意のあるプラグインをアップロードすることで任意のOSコマンドが実行可能となる。今回判明した脆弱性ではもっとも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアが高く、「7.2」とレーティングされている。
また編集画面などに「JavaScript」の入力制限における不備の脆弱性「CVE-2021-20681」「CVE-2021-20683」が明らかとなっている。CVSSv3基本値はいずれも「5.4」。
いずれも外部より情報処理推進機構(IPA)に対して報告があったもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。開発者は、これら脆弱性を修正した「同4.4.5」をリリース。アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2021/03/30 )
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