Adobeの複数製品に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
Adobe Systemsは、3製品に向けて深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。
「Adobe Creative Cloud Desktop Application」のWindows版では、「OSコマンドインジェクション」の脆弱性「CVE-2021-21078」やファイルの上書きが可能となりコードが実行可能となる脆弱性「CVE-2021-21068」や、権限昇格の脆弱性「CVE-2021-21069」が判明した。
同じくWindows版の「Adobe Framemaker」では、域外のメモリを読み込み、コードが実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-21056」が存在する。いずれも重要度は3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
また「Adobe Connect」では、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2021-21085」のほか、1段階低い「重要(Important)」とされる脆弱性3件などあわせて4件が明らかとなった。すべてのプラットフォームで脆弱性の影響を受けるとしている。
同社はそれぞれの製品に向けてアップデートをリリースした。いずれも脆弱性の悪用は確認されておらず、同社は適用優先度を3段階中もっとも低い「3」として任意のタイミングで更新するよう求めている。
(Security NEXT - 2021/03/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性