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「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 2月のアップデートで修正済み

「Apache Tomcat」において複数の脆弱性が明らかとなった。2月初旬にリリースされたアップデートで修正済みだという。

「CVE-2021-25122」は、「h2c」による接続リクエストのレスポンス生成に不備がある脆弱性。第三者によりリクエストの結果を参照されるおそれがある。

また2020年5月に公開された「同10.0.0-M5」「同9.0.35」「同8.5.55」「同7.0.104」で修正された脆弱性「CVE-2020-9484」への対応が不十分であることが明らかとなった。

利用されることがまれな特定の構成において影響を受けるとしており、あらたに「CVE-2021-25329」が採番されている。

これら脆弱性は、2月初旬にリリースされた「同10.0.2」「同9.0.43」「同8.5.63」「同7.0.108」で修正された。3月1日に脆弱性が公開されたことを受け、JPCERTコーディネーションセンターなども注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2021/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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