Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco Application Services Engine」などに深刻な脆弱性

さらに「Cisco Application Services Engine」にインストールされた「Cisco ACI Multi-Site Orchestrator(MSO)」においても、認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2021-1388」が明らかとなった。

細工したAPIリクエストにより、「MSO」や管理対象の「Cisco Application Policy Infrastructure Controller」における管理者レベルのトークンを取得されるおそれがある。

「3.0(3i)」を除く「同3.0系」に影響があり、「CVSSv3」のベーススコアは最高値である「10」、「クリティカル(Critical)」と評価されている。

同社は脆弱性を修正した「3.0(3m)」をリリースした。内部のテスト中に発見したもので、脆弱性の公開や悪用は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2021/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性