Apple、「iOS 14.3」をリリース - 旧端末向けにも更新を用意
Appleは、同社スマートデバイス向けに最新OSとなる「iOS 14.3」および「iPadOS 14.3」をリリースした。旧端末に対してもアップデートを用意している。
今回のアップデートは、機能の強化やバグの修正のほか、脆弱性に関しては11件に対処した。具体的には、権限のないコードの実行によって認証ポリシー違反が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2020-27951」を修正した。
またフォント処理や画像処理における複数の脆弱性に対応。さらに「WebRTC」や「App Store」、オーディオ処理に関する脆弱性を解消している。
あわせて同社は旧端末向けに「iOS 12.5」を公開。脆弱性に関して「CVE-2020-27951」の修正を行った。そのほか「watchOS 7.2」「同6.3」「tvOS 14.3」についてもリリースしている。
「iOS 14.3」で修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-15969
CVE-2020-27943
CVE-2020-27944
CVE-2020-27946
CVE-2020-27948
CVE-2020-27951
CVE-2020-29611
CVE-2020-29613
CVE-2020-29617
CVE-2020-29618
CVE-2020-29619
(Security NEXT - 2020/12/15 )
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