Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Chromeがアップデート、セキュリティ関連で8件修正

Googleは、12月2日にWindowsやmacOS、Linux向けに最新版ブラウザ「Chrome 87.0.4280.88」をリリースした。

今回のアップデートではセキュリティに関する8件の問題に対処。CVEベースで6件の脆弱性を修正したことを明らかにしている。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」が4件、1段階低い「中(Medium)」が2件となっている。もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

「高(High)」とされる脆弱性は、3件が解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性。またJavaScriptエンジンの「V8」における入力データの検証処理における問題へ対処した。

Googleでは、数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-16037
CVE-2020-16038
CVE-2020-16039
CVE-2020-16040
CVE-2020-16041
CVE-2020-16042

(Security NEXT - 2020/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消