Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

エプソン製品のインストーラに脆弱性 - 最新版の利用を

プリンタやスキャナのドライバ、関連ソフトをはじめ、セイコーエプソンが提供する複数製品のインストーラに脆弱性が判明した。脆弱性が修正された最新のインストーラーを利用するよう注意が呼びかけられている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同社製複数製品のインストーラにおいて検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する意図しないライブラリファイルを読み込む脆弱性「CVE-2020-5674」が明らかとなったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「7.8」。脆弱性の影響はインストーラのみで、インストール済みの製品は影響を受けない。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの東内裕二氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。同社やJVNなどでは、脆弱性が修正された最新のインストーラを利用するよう注意を喚起している。

(Security NEXT - 2020/11/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース
Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を