「ウイルスバスター for Mac」旧版に複数脆弱性
「ウイルスバスター for Mac」の旧版に複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。一部アップデートが提供されている。
「同10.0」に「Time-of-check Time-of-use(TOCTOU)」により競合状態が生じる「CVE-2020-27014」や、メモリ情報が漏洩する脆弱性「CVE-2020-25778」などあわせて5件の脆弱性が明らかとなったもの。また「同9.0」については、今回明らかとなった5件の脆弱性のうち、「CVE-2020-27013」を除く4件の脆弱性が影響を受ける。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは、もっとも高い「CVE-2020-27014」が「8.2」、次いで高い「CVE-2020-25778」「CVE-2020-27015」が「6.0」と評価されている。
いずれも周知を目的に同社がJPCERTコーディネーションセンターへ報告した。「10.0」系に対しては「同10.0.1803」以降で修正済み。「9.0」系については修正を実施せず、最新版である「同11」への移行を求めている。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-25778
CVE-2020-25779
CVE-2020-27013
CVE-2020-27014
CVE-2020-27015
(Security NEXT - 2020/11/24 )
ツイート
PR
関連記事
「WordPress」向けLMS構築プラグインに複数のSQLi脆弱性
GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
ビデオ会議の「Zoom」、9月の定例アドバイザリは1件のみ
ビデオ会議の「Zoom」にアドバイザリ - 誤公開の可能性も
「Cisco IOS XR」など複数Cisco製品に脆弱性
Ivanti、3製品に関するセキュリティアドバイザリを公開
更新3件を含むセキュリティアドバイザリ19件を公開 - SAP
Palo Alto、アドバイザリ7件を公開 - 「PAN-OS」などの脆弱性に対処
SAP、8月のセキュリティパッチを公開 - 深刻な脆弱性も
ALSIの複数製品にCSRF脆弱性 - OEM製品にも影響