Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セキュリティ修正10件含む「Chrome 85.0.4183.121」がリリース

Googleは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに同社ブラウザの最新版となる「Chrome 85.0.4183.121」をリリースした。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する10件の修正を実施。脆弱性に関してはCVEベースで7件について修正したことを明らかにしている。

重要度は、「高(High)」が5件、「中(Medium)」「低(Low)」がそれぞれ1件づつで、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

「高」とされる脆弱性は、ストレージにおいて域外からメモリ読み込む「CVE-2020-15960」、JavaScriptエンジンである「V8」にて域外メモリへの書き込む「CVE-2020-15965」のほか、ポリシーの適用が不十分である脆弱性3件に対応している。

同社では、今後数日から数週間以内に同プログラムを展開していくとしている。

(Security NEXT - 2020/09/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み